イベント:「外国ルーツの生徒の進学・進路保障から考える多文化時代の社会と教育」開催のお知らせ(2025年6月7日)
参加を希望される方は、フォーム(https://forms.gle/8CFQxySsn3NVr2eV9)からお申し込みください。
「外国ルーツの生徒の進学・進路保障から考える多文化時代の社会と教育」
講演者:田巻 松雄氏(宇都宮大学名誉教授)
吉富 志津代氏(武庫川女子大学教授)
朴 基浩氏(映画監督・海外メディアコーディネーター)
登壇者:名古屋外国語大学学生サークル Routes with Roots(RwR)
日時:2025年6月7日(土)13:00~16:30
場所:名古屋外国語大学 名駅キャンパス 多目的ラボ
定員:60名
共催:名古屋外国語大学世界共生学部・現代国際学部・グローバル共生社会研究所(RINGS)
後援:名古屋外国語大学 ワールドリベラルアーツセンター(WLAC)
日本には長く「移民政策」は存在しないとされてきたが、1990年代以降、ラテンアメリカ出身の日系人をはじめ、労働や留学などさまざまな理由で来日し、定住するようになった外国人が増加を続けている。
出入国在留管理庁の統計によれば、2024年6月現在、特別永住者約28万人を含む在留外国人は360万人に迫ろうとしている。それに伴い、親とともに来日したり、日本において外国人の親から生まれ育ったりして学齢期を迎える児童生徒も増えており、文部科学省の2023年度の調査によれば、日本語指導が必要な公立小中学校・高等学校の児童生徒は約7万人に達している。こうした「外国につながる児童生徒」の学びに関する多様なニーズに応えることは、人権の観点から必須であるばかりでなく、日本社会の活性化の観点からも重要である。
名古屋外国語大学では、2024年度入試より、世界共生学部世界共生学科の入学者の総合型選抜で若干名の「外国ルーツ枠」を設けた。2025年度、世界共生学科を引き継いで現代国際学部グローバル共生学科が創設されたことを受け、シンポジウム「外国ルーツの生徒の進学・進路保障から考える多文化時代の社会と教育」を開催する。
本シンポジウムは、宇都宮大学で国立大学として最初の外国人対象の総合型選抜試験の導入に中心的な役割を果たし、現在、栃木県で夜間中学の運営に携わっておられる田巻松雄氏(宇都宮大学名誉教授)と、武庫川女子大学国際センター長で、神戸市において外国人支援のNPO理事長を務めておられる吉富志津代氏(武庫川女子大学教授)の講演、日本に暮らす外国ルーツの家族の子供たちの母語や生活を追ったドキュメンタリー映画『In Between -母語のための場をさがして」の上映と、監督の朴基浩との対話を柱として、本学の外国ルーツ学生支援団体Routes with Rootsの活動報告などをおこなう。
イベント詳細は添付のポスターをご覧ください。