外国語絵本の読み聞かせイベントをオンラインで開催しました!

新居 明子

(外国語学部准教授、グローバル共生社会研究所上席研究員)

日進市立図書館と名古屋外国語大学グローバル共生社会研究所との連携事業の一環として、2022年3月20日(日)に「親子で外国語の絵本を楽しもう!」というテーマで、市内在住の子どもたちと保護者を対象とした無料公開講座を実施しました。当初は図書館での対面開催を予定していましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、Zoomによるオンライン開催となりました。

当日は講師として参加した外国語学部英米語学科、中国語学科、フランス語学科の教員4名とボランティアで参加した学生4名が、英語、中国語、フランス語でのあいさつ練習や、各言語による絵本の読み聞かせ、英語を使った手遊び、そして中国の絵本市場に関するミニ講演を行い、参加してくれた子どもたちや保護者の方々に、外国語に触れる楽しさを味わいながら異文化に対する理解を深めてもらうことができました。なお、日進市は、2020年度と2021年度に「子どもたちに絵本を送るクラウドファンディング」で集まった寄附金で156冊の多言語絵本を購入しました*。今回のイベントでは、これらの多言語絵本を読み聞かせに活用させていただきました。

残念ながら今年はZOOMで開催

当日参加した保護者を対象に実施したアンケートには、「子どもがとても喜んでいました」「英語は普段から触れる機会がありますが、他の言語はなかなか触れる機会がないので、新鮮でよかったです」「大学の先生や学生の方がたくさん参加していて豪華だった」等の感想に加え、「我が子は恥ずかしがり屋なので、ズーム開催の方がまわりを気にせず大きな声でリピートしていて、なかなかよかったです」というオンラインならではのメリットを実感できる感想も寄せられました。また、「同じようなイベントがあれば、また参加したいですか?」というアンケート項目には、「ぜひ参加したい」という回答が9割に達し、こうしたイベントに対する保護者の高い関心がうかがわれました。また、本学の学生たちにとっても、コロナ禍で様々な活動が制限されるなか、今回ボランティアとして参加できたことは、地域社会とつながる貴重な体験の学びとなりました。

*https://current.ndl.go.jp/node/43929#