RINGSイブニングセミナー「北方先住民族の文化復興と国家政策」を開催しました
地田徹朗
グローバル共生社会研究所上席研究員
2024年12月11日(水)、日進キャンパス821教室にて、講師として北海道白老町にある国立アイヌ民族博物館の佐々木史郎館長をお招きして、RINGSイブニングセミナー「北方先住民族の文化復興と国家政策:シベリア・北海道」を開催しました(世界共生学科、ワールドリベラルアーツセンターとの共催)。
佐々木先生からは、2020年7月に開業した民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)の設立経緯や、同空間内にある国立アイヌ民族博物館の展示の特徴、さらには、その背景としての日本の先住民族政策の変遷、比較対象としてのロシアの先住民族政策の概略について、90分にわたって熱のこもった講演をしていただきました。教室がほとんどいっぱいになる92名もの方にお越しいただき(学生・教員も含む)、佐々木先生の熱意に応えるかのごとく、熱心に講演に耳を傾け、メモを取っている姿が印象的でした。
今回の講演は、改めて、民族とはなにか、「共生」とはかくあるべきなのか、など様々なことについて考えるきっかけやヒントをわれわれに与えてくれたと思います。これはグローバル共生社会研究所のミッションでもあります。
ご多忙にもかかわらず、日進までご出張いただき、素晴らしいご講演をいただいた佐々木史郎先生と、ご来場いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。